会員の皆様へ

     

地域も、全国も、世界も、景色が一変しています。
会員の皆様は変わらず、お健やかにお過ごしでしょうか。

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、政府は4月7日「緊急事態宣言」を発令しました。東京、神奈川を含む7都府県に、人々の外出が通常の8割減となるよう強く自粛要請しています。母校は5月6日まで、3月から引き続いての休校です。授業や部活動はもちろん、多くの行催事、会議などが中止・延期・縮小の憂き目に遭っています。

 真澄会としても感染防止を第一に考え、母校の方針に寄り添う形で、さまざまな対応を心がけてきています。

 先月には、評議員会(4月19日予定)の中止を決め、評議員の皆様には総会(5月17日予定)に一本化しての議案審議をお願いしました。しかし、その総会も開催の見通しがまったく立たないことから、理事会として中止の決定をいたしました。

真澄会の会則では、5月に定期総会を開き、2019年度事業報告・決算、2020年度事業計画・予算を会員の皆様にご審議いただくことになっています。加えて今回は役員改選期でもあります。本来なら中止ではなく延期の道を模索したいところですが、コロナ感染の終息を前提とした総会がいつ開けるのか、先行きがまったく不透明です。さらに約2万人の会員に延期日程を周知するには多額な費用負担も伴います。これらを総合的に勘案して中止を選択しました。

 総会議事については、各期代表者として真澄会活動の点検・評価など、さまざまな面からご協力いただいている評議員の皆様(約240人)に議案書を発送、承認を求める形で代替させていただきたいと考えています。もちろんホームページや今秋発行の会報などを通じて会員の皆様にご報告、ご理解を得る努力を続けていきたいと思っています。

 現在は各委員会の活動を中止、事務局への出入りも制限し、最小限の業務に絞っています。議案作成の準備や監査もままならない異常事態の下、前例のない対応ではありますが、評議員をはじめ全会員の皆様のご理解、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 母校に生徒の笑顔と歓声が戻り、真澄会活動もフル回転できる日が一日も早く訪れることを心から願っています。

2020年4月14日 会長 加藤 廉