二宮玲子さん(75期) より
   
長雨ばかりで、なかなか秋晴れが続きませんが、
お元気でいらっしゃいますか。
10月30日(日)
自然教育学会主催の
ミニコンサート&林望先生の講演会のお知らせです。
12時半開演
鎌倉婦人子供会館
(チラシも添付いたしました。)
拙作、交響詩鎌倉の四季、MABOROSI〜オペラ源氏物語からの抜粋と、ピアソラのタンゴで、四季の幻想を描きます。
林望先生の源氏物語の講演、素晴らしいと思います。
ご招待させていただきます。
お手数ですが、事前に、ご出欠をお教え頂ければ幸いです。

27日に初合わせもしましたが、日本を代表するオペラ歌手たちの歌声も神々しいものがありました。
バイオリンの安田さんとのタンゴも息が合って楽しみです。


以下、ミニコンサートの概要です。

2016年10月30日12時半開演
鎌倉婦人子供会館

ミニコンサート
幻想〜交響詩「鎌倉の四季」を巡る〜
1、梵鐘T《北鎌倉》(VnPf)    
交響詩「鎌倉の四季」より
2、幻想(春)「紫上のアリア」(Sop.Pf)
 MABOROSI〜オペラ源氏物語〜より
3、梵鐘U《梅雨・長谷寺の紫陽花》(Vn.Pf) 
4、夏《由比ガ浜》(Vn.Pf)
5、秋《月夜の幻想》(Vn.Pf)     交響詩「鎌倉の四季」より
6、幻想(秋)「MABOROSIのワルツ」(Sop.Bar.Pf)MABOROSI〜オペラ源氏物語〜より
7、幻想(冬)「ブエノスアイレスの四季」より『冬』(Vn.Pf) ピアソラ:作曲 
8、梵鐘V《北鎌倉》(Vn.Pf)     交響詩「鎌倉の四季」より
9、幻想(初春)「源氏惜別のアリア」(Bar.Pf)MABOROSI〜オペラ源氏物語〜より 
Baritono 泉 良平、
Soprano 佐藤路子
《タンゴマドンナ》Violino 安田紀生子 Pianoforte & 作曲 二宮玲子 

曲目解説
交響詩「鎌倉の四季」  作曲:二宮玲子2014年、鎌倉女学院創立百十周年のために委嘱され、金聖響・指揮、神奈川フィルハーモニー管弦楽団により初演。梵鐘を表す和音群のプロムナードによって繋げられた、春夏秋冬の鎌倉の景勝地を巡る散策という形を取っている。

MABOROSI〜オペラ源氏物語〜  作劇:林 望 作曲:二宮玲子2014年、
コラニー文化ホールにて初演。毎日出版文化賞受賞『僅訳源氏物語』著者林望の台本書き下ろし。栄華を極めた光源氏の晩年。最愛の女性紫上を失い・・・。

ブエノスアイレスの冬
アストル・ピアソラ作曲(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)
ピアソラはアルゼンチンの作曲家、バンドネオン奏者。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出した。4曲から構成される『ブエノスアイレスの四季』の中の1曲で、タイトル通りブエノスアイレスの春夏秋冬がそれぞれ表現されている。

プロフィール 
《作劇》 林 望(はやし・のぞむ)
作家・国文学者・詩人慶應義塾大学大学院博士課程満期退学。専門は日本書誌学・国文学。東横学園女子短大助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』で日本エッセイストクラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』で国際交流奨励賞、『謹訳源氏物語』全十巻で毎日出版文化賞特別賞等を受賞。エッセイ、小説のほか、詩集、能評論など著作多数。歌曲の為の詩作として、伊藤康英作曲『あんこまパン』、野平一郎作曲『演劇的組歌曲 悲歌集』、佐藤眞作曲『美しい星に』、上田真樹作曲『夢の意味』等、浜松市歌、JR東海社歌、慶応義塾横浜初等部校歌・愛唱歌等多数。また声楽実技を学び、バリトンとしても各地で演奏活動中。タンゴマドンナとも共演。『ピーターと狼』『子象ババールの物語』等の舞台・CDナレーターも務める。『謹訳源氏物語』の全巻朗読音源をリリース。オペラ『MABOROSI』(二宮玲子作曲)の作劇、また新作能『聖パウロの回心』(観世清和作能)等を創作、最新刊『謹訳平家物語』全四巻、俳句集『しのびねしふ』『能の読みかた』。

Baritono 泉 良平
東京藝術大学声楽科首席卒業。同大学院、ミラノ音楽院に学ぶ。ブタペスト国際声楽コンクール第1位。ハンガリー国立歌劇場『ラ・ボエーム』マルチェッロにて出演。二期会『ワルキューレ』や日本オペラ協会『袈裟と盛遠』など多数主演。新国立劇場 野田秀樹演出『マクベス』ではタイトルロールにて絶賛された。五島記念オペラ新人賞受賞。東京二期会を経て現在藤原歌劇団団員。日本オペラ協会会員。洗足学園音楽大学客員教授。

Soprano 佐藤路子
京都市立芸術大学卒業。京都芸術祭京都府知事賞、なにわ藝術祭新人賞受賞。ノーヴイ国際音楽コンクール第1位。ABC新人コンサートオーディション合格。びわ湖ホール「フィガロの結婚」伯爵夫人、「椿姫」ヴィオレッタ、日生劇場「オルフェオとエウリディーチェ」エウリディーチェ、新国立劇場「ワルキューレ」ゲルヒルデ、「天守物語」富姫、松竹主催・西本智実プロデュース「蝶々夫人」タイトルロール、林望 劇作・二宮玲子作曲「MABOROSI〜オペラ源氏物語〜(初演)」紫上、等多数出演。びわ湖ホール声楽アンサンブル・ソロ登録メンバー。

《タンゴマドンナ》凛乎たる音楽性で多くのファンを魅了するヴアイオリニスト安田紀生子(桐朋学園ディプロマコース出身、志賀清とオルケスタ・テイピカ東京のタンゴヴァイオリン奏者でもある)と、オペラや映画音楽の世界で華々しい活躍を見せる作曲家・ピアニストの二宮玲子(東京芸大作曲科出身)、この二つの才能がタンゴ音楽に乗り出してゆく。このワクワクするような出会い、それがタンゴマドンナというユニツトである。もともと人の心を酔わせるのがタンゴ。さあ、どんな蠱惑的な世界がそこにたち現れるか…。            ( 作家・国文学者 林望)

Violino 安田紀生子
桐朋学園女子高等学校音楽科より同大学デイプロマコースに進学。在学中よりアンサンブルレゾナンスを結成し、演奏活動を開始。また、現代音楽のエキスパートとして作曲家からの信望も厚く、作品の初演も多い。アンサンブルウィーン東京、アルキユオントリオのメンバー。

Pianoforte & 作曲 二宮玲子
作曲家。東京芸術大学作曲科卒業。様々なジャンルを手掛け、日本音楽コンクール、シルクロード管弦楽コンクール(ユネスコ・テレビ朝日主催)、日本の音楽展作曲賞、旧岩波映画(現・U.Nリミテッド)今泉文子監督のスタッフとして、多くの映画賞を受賞。主要作品は「序曲鎌倉」、交響詩「鎌倉の四季」(以上神奈川フィルにより初演)、「ルバイヤー卜交響曲」(東京フィルにより初演)、MABOROSI〜 オペラ源氏物語(林望・作劇)。洗足学園音楽大学、中央大学法学部講師。ヤマハ東京講師として、Y2ポップス&サンデーオーケストラを地域に密着した指導を展開している。        

(原文のまま掲載しました)