石川朝子 (いしかわ ともこ) (旧姓小泉朝子)
書道雅号 石川 白鵞 (いしかわ はくが)
昭和2年11月22日 横浜生まれ
昭和9年4月 横浜市立 栗田谷尋常小学校入学、昭和15年3月同校卒業
昭和15年4月 神奈川県立横浜第一高等女学校入学、昭和20年3月同校卒業
昭和20年4月 東京共立薬学専門学校(東京共立薬科大学→現在・慶応大学薬学部)入学
昭和23年3月 同校卒業
薬剤師の資格を取得し、卒業後、理化学研究所勤務の傍ら幼少の頃から励んでいた書道に励み昭和54年書道師範、平成4年書道正師範免許取得、多々の書道展で入選、多数の賞を取得
4歳下の妹(既に他界)も神奈川県立横浜第一高等女学校同校卒業
以下は、産経新聞2020年4月29日朝刊に掲載された母親の書いた「墨をする」の詩
「墨をする」
「何も考えずに墨をする/ただひたすらに墨をする/硯の池に満々と/水をたたえて墨をする/透明な水はいつしか/くろぐろとつややかに/ほのぼのと香気をただよい/わたしの心を吸い込んでゆく/無の世界/ああ このひとときの幸よ/冬の夜のしじまに独り墨をする/ただ黙々と墨をする」 石川朝子
この詩を読むと黙々と墨をする母の姿が思い浮かぶ。書道に対する母の真摯でひたむきな姿が見えてくる。自分は企業生活を終えて、大学で教鞭をとっているが、人材育成に真摯に精進したい。 息子の感想
作品1 三好達治の詩 1994年
作品2 シェイクスピアの言葉 1992年
作品3 正岡子規 1994年