歴史資料委員会、校史教育及び平和学習のためのシンポジウム
校史教育及び平和学習のためのシンポジウム
41期 輿石 スミさんが講師
報告 歴史資料委員会 伊藤 美栄子(57期)
12月15日(木)母校小ホールで「平和学習シンポジウム」が開かれました。
この催しは2年生全員を対象としたもので、今年で6回目だそうです。
演劇部生徒による「横浜大空襲」をテーマとした朗読劇と、先輩を迎えて実際の
戦争体験談を語っていただくという2部構成になっていました。
警戒警報や空襲警報のけたたましいサイレンの音や爆撃音をバックにした生徒達に
よる朗読劇には迫力があり、想像を絶する被災者の惨状が伝わってきました。
短い休憩の後、41期の先輩による戦争体験談は、「会場で聞いている生徒たちと
殆ど同じ年齢での学徒勤労動員、手榴弾(火薬は無し)の組み立てをしたこと、
兄を戦争で亡くした悲しみ、師範に進んでからの軍事教練、横浜大空襲そして終戦…、
と10代の殆どの時期を戦争の中で過ごさなければならなかった過酷な時代を残念に思う。
それでも、とに角生き延びたこと、そして今85歳になって平和と自由をかみしめられる
ことへの喜びを感じている。」
先輩のお話は胸を打つものでした。