真澄会会長より2021年年頭のご挨拶
2021年を迎えて
新型コロナ感染の勢いが止まりません。首都圏で再び緊急事態宣言が発令されました。安らかで穏やかな生活を取り戻すには、まだしばらく時間がかかりそうです。
会員の皆様は健やかにお暮らしでしょうか。新年もよろしくお願い致します。
コロナ一色に染まった2020年は、評議員会(4月)も、総会(5月)も開くことができず、総会議案は評議員による書面決議で承認を得ました。役員改選の新体制で活動をスタートしたのは例年の3カ月遅れ、9月に入ってからのことです。それもオンライン理事会を導入するなど、感染防止に腐心しての活動が続いています。
今春の評議員会、総会も例年通りの開催が可能かどうか、今の段階では見通しを立てにくい状況にあります。コロナ禍の推移、母校の教育方針や学校運営を注視しながら、真澄会にとって大事な行事の取り扱いを模索していくことになります。
数人で集まることさえ不自由な状況下ですが、これまで真澄会報を発行、授業の一環である「校史教育」や「先輩セミナー」に全面協力、またホームページ(HP)をリニューアルしました。いずれも理事、スタッフ、事務局員の尽力があってのことです。
特にHPは、真澄会行事や活動を会員に広く伝え、情報共有できる手段として存在感が一段と高まっているように思います。できる限りの充実、強化を図っていきますので、多くの会員の皆様に接触していただきたいと願っています。
「コロナ後」も見据えながら、真澄会をどのように活性化していくか。その方策を探っていく狙いから、評議員の皆さんへのアンケート(別掲)も実施中です。評議員会の出席者が減少傾向にあることも、アンケート取り組みの背景になっています。
体育祭、平沼祭、修学旅行…と、学校行事は相次いで中止。部活の成果を発表する場も失われ、友と食事を共にしながらの談笑もままならない。青春の思い出に残る日々が奪われている後輩たちの心中を思うと、ただ嘆いてはいられません。何ができるか、何をしていいのか。知恵を絞り、工夫しながら、真澄会の灯をともし続けていきたいと思っています。
「辛抱の日常」に終止符が打たれるまで、体調管理をくれぐれも怠りなく、お過ごしくださるよう心からお祈り致します。
2021年1月8日
真澄会会長 加藤 廉(65期)